2017年6月3日土曜日

椎間板ヘルニアとは?

湘南藤沢で怪我・スポーツ診療を専門とする、
『たちばな通り整骨院』


腰椎椎間板ヘルニアの治療は、出っ張ったヘルニアを元に直接戻すことではなく、神経の炎症を抑え、身体の重心を修正する。


「坐骨神経痛」と「腰椎椎間板ヘルニア」とは──?







「坐骨神経痛」という言葉を聞いたことがある人は多いのですよね。

お尻の部分からふくらはぎを経由して通っている坐骨神経を中心に、足に痛みや痺れを感じるのが坐骨神経痛です。実は「坐骨神経痛」というのは病名ではなく、「腹痛」や「腰痛」といった単語と同様に、あくまで症状を指します


神経痛の原因としては、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離辷り(すべり)症、仙腸関節炎、梨状筋症候群、股関節疾患などさまざまありますが、多くの人の坐骨神経痛の主な原因となっているのが、「腰椎椎間板ヘルニア」と言われています。


ここで、病名に「腰椎」という腰の部位が使われているのに、腰痛ではなく足に痛みを感じる症状であることに疑問を感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。

これは、足に痛みを脳に伝えるのは主に坐骨神経とその中枢にある脊髄ですが、足の手前の神経であったり、連結するどこかに異常があると、結果としてそれは足の痛みとして出現します。


では、腰椎椎間板ヘルニアになった時、坐骨神経の手前の部分で何が起きているかについて説明してみましょう。
身体の腰部分には、5つの腰椎骨と1つの仙骨という、いわゆる「こしぼね」という骨が形成されています。そして、それぞれの骨の間には「椎間板」というクッションがあり、そのクッションによって6つのこしぼねが連動される仕組みになっています。
椎間板には中心部に「髄核」という粘性の組織があるのですが、何らかの原因でこの髄核が椎間板から出っ張ってきて、椎間板の外側にある神経に接触し、その結果痛みやしびれ、麻痺などを起こしてしまう──それが、ヘルニアです。



どういう人が腰椎椎間板ヘルニアになりやすい?

腰椎椎間板ヘルニアの発症は、主に以下の3つが関係しています。
・環境要因(姿勢・動作)
・遺伝要因(もともとの体質・骨の形)
・加齢
特に一つ目の「環境要因(姿勢・動作)」については、座る、立ったまま前屈みになるといった姿勢や動作でも椎間板には体重の約2・5倍の圧力がかかるといわれ、こうしたことの繰り返しが、椎間板に変性をもたらし、椎間板へルニアに発展することもあると考えられています。

どのような人が腰椎椎間板ヘルニアになりやすいかというと、遺伝や加齢のほかには、以下のようなタイプの方が発症されやすいと言われています。

・普段忙しくされている主婦の方
・子育て世代妊娠中の人
・もう何年もデスクワークをしている人
・ホームヘルパーや毎日介護をしている人
・トラックなどの運転をよくしている人
・長年スポーツをしている人


腰椎椎間板ヘルニアの診断方法は?

まず、足の断続的、慢性的な痛みや痺れが顕れるようになったら、一度腰椎椎間板ヘルニアの可能性を踏まえ、診察を受けることをお勧めします。
藤沢市の整体院である当院でも診察を受け付けております。

腰椎椎間板ヘルニアの診断については、「膝を伸ばした状態で下肢が何度上がるかを診る」といった身体テストからの理学的所見と、X線撮影、MRI検査、CT検査、脊髄造影、椎間板造影などといった画像診断との組み合わせで行われます。
診断結果から、腰椎椎間板ヘルニアであることが判明された場合に、すぐ手術が必要になるのかというと、そんなことはありません。多くの場合、手術なしで治療していくことが最新の医療です。
ですが、その治療方法について説明する前に、一度腰椎椎間板ヘルニアの主な症状である、足の痛みや痺れの原因についてをお話していきます。


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「椎間板ヘルニア」の痛みや痺れは、神経の炎症が原因

椎間板ヘルニアと聞くと「椎間板が突き出て、脊髄や神経に直接刺激してしまうことが原因」という印象を持たれている方も多いと思いますが、実は椎間板ヘルニアの痛みの主な原因は「椎間板が直接神経を圧迫すること」ではなく、神経の炎症から来ているのです。

ですので、たとえ椎間板の出っ張りがあったとしても、神経の炎症が収まれば痛みなどの症状は無くなります。

体内の他の部位で説明するとイメージも付きやすくなるかもしれません。通常、体の一部分を押しても痛みは感じられませんよね。ですが、叩いたりぶつけたりしてその部分が赤く腫れ上がっている状態であった場合は、そこに触っただけでも痛くなります。──椎間板ヘルニアも同様です。椎間板ヘルニアの痛みは、単に神経を圧迫しているだけではなく、その部分に炎症が起こっていて、そこにさらに圧迫があるから痛くなっているのです。炎症がなくなれば、症状特有のひどい痛みは引いていくことが予想されます。圧迫によるしびれや、だるさは残ることもあるでしょうが、日常生活に支障をきたすレベルからは大分緩和されることでしょう。

つまり、椎間板ヘルニア治療は、出っ張ってしまったヘルニアを元の状態に引っ込めていくことではなく、その部分の炎症を取ることが、とても大切です。

「それでは、出っ張ってしまったヘルニアはそのままにしてしまうの?」とお思いになられた方もいらっしゃることでしょう。少し前までは、「一度出っ張ってしまったヘルニアは、自然には引っ込まない(治らない)」と考えられていました。
ですが、近年の調査で、自然治癒によってヘルニアが収まったり縮んだりする場合も多くあることが確認されてきました。
また、出っ張りを直接対処する手術を受けた患者さんと、受けなかった方を比べた研究において、 1年後では手術を受けたほうが良い成績でしたが、4年後にはほとんど差がなくなったという報告もあります。
つまり、椎間板ヘルニアは(もちろん例外もありますが)、数年の間に治っていくことが期待できる病気なのです。そうであるとすると、椎間板ヘルニアと向き合って治療していくためには、まずはその痛みを除去していく(=炎症を抑え取り除いていく)ことが重要でありますよね。



「腰椎椎間板ヘルニア」の治療方法は?

前述しました通り、腰椎椎間板ヘルニアの治療は、炎症を抑えることが一番重要です。痛い時には、体を動かさない様に、患者さんが最も楽な姿勢で安静にすることが大切です。

ですが、そこでひとつ気を付けないといけないのが、「身体の歪み」や「身体の重心です。当人は安静にしているつもりでも、長年の生活でついてしまった身体の歪みが知らずのうちに負担をかけてしまっている──という場合も多くあります。
特に一日の中でパソコンやスマホの利用時間が長い傾向にある現代人においては、身体の歪みは発生しやすくなっています。椎間板ヘルニアと合わせて身体の歪みが気になるという方は、藤沢市の当院の整体を受けられることをお勧めします。【戻す】がテーマの当院独自の整体術は、歪みを矯正しつつ、そのヘルニアを元の位置に戻す働きかけも行っていきます。

炎症を抑える治療は、薬の使用もとても有効です。いわゆる「消炎鎮痛剤」になります。消炎鎮痛剤は、辛い痛みを緩和しつつ、痛みの直接の原因となっている炎症を治す働きかけも行います。

「痛みがひどく、消炎鎮痛剤もほとんど効かない」という場合は、注射を行います。仙骨ブロックや腰部硬膜外ブロックなどによって、炎症を起こしている部分に局所麻酔剤や副腎皮質ステロイド剤などを注入していきます。また痛む所や足の神経への注射も行われることもあります。


「腰椎椎間板ヘルニア」で、いよいよ手術が必要──というときは?

椎間板ヘルニアでは、「手術を受けなかったから手遅れになってしまった」ということ原則的にありません。ですので、患者さん本人が、「これまでの治療で大きく改善されず、このままでは日常生活に支障をきたすだろう」と思ったときが、手術が必要なときになります。

また、椎間板ヘルニアが原因で発生する尿失禁などの「膀胱直腸障害」や、筋肉の麻痺は一旦起こると治るのに非常に時間がかかります。
ですので、それら障害が起こる可能性が高いことが予想される場合は早めに手術を受けられた方が良いでしょう。

目安としては、診断の際に「脊柱管の大部分を占めるような巨大なヘルニアが確認された」という場合や、「肛門の周囲にシビレなどが起きるなどの自覚症状がある」といった場合は要注意ですので申告してください。

手術の種類としては、PLDD(レーザー治療)やMED(内視鏡下椎間板摘出術)、PELD(経皮的内視鏡下椎間板摘出術)、enSpire経皮的椎間板粉砕・切除術など、症状に応じて様々あります。

まとめ

腰椎椎間板ヘルニアの治療は、出っ張ったヘルニアを元に直接戻すことよりも、神経の炎症を抑え、身体の歪みを治すことが重要です。

つまり、「ヘルニアを治す」というだけではなく、「痛みの元となる炎症を緩和していきながら、ヘルニアになる前の、正常であった身体の状態に戻していく」という治療が、短期的にも中長期的にも、患者さんにとって最も大切になります。

藤沢の当院では、高度な技術を要す整体術によって、身体の歪みを矯正していき頸椎・腰椎を問わず椎間板ヘルニアを改善させるプログラムも用意しております。
腰椎椎間板ヘルニアの疑いをもたれている方、身体の歪みを気にしている方、その他腰痛でお悩みの方は、是非藤沢にある当院にお問い合わせください。


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